身近な林業 ~木の節~

八百津町はその面積の8割以上が森林に覆われています。道路のすぐ脇でも伐採などが行われており、いろいろな所で作業の様子を垣間見ることができます。

写真を見れば「どろろ」に出てきそうな雰囲気すらありますが、 枝打ち作業が必要な理由が一目瞭然です。自由に育てば、枝はいたるところから生えるので、当然ながら節が沢山できます。手入れの行き届いていない木は、あらゆるところに内部まで節がたくさんできているので、建築材料としてみれば欠点だらけということになります。

節は木が成長する過程で、枝の元の部分がどんどん幹の内部に包み込まれてできます。節の部分は組織の密度も高く、固いので加工性も良くないです。樹脂成分も多いのでヤニなども出やすくなります。しかし、このように欠点でもある節に心惹かれるのはなぜでしょうか?