やぶはら高原 こだまの森へ

kodamanomori木に関連したイベントがあると、福地で荏胡麻を栽培されている若い農家夫妻から教えていただいたので、あいにくの雨模様の中、やぶはら高原まで足を延ばしてきた。やぶはら高原と言えば、子供が小さいころスキーに来たこともあり、ちょっと懐かしかった。こだまの森は、レジャー施設として整備されているようで、夏場は随分とにぎわっていただろうことは容易に想像できる。ナルカリクラフトさんの糸のこイベントや、ヒノキの箸づくり体験なども行われていた。正月用にと箸を作ったが、思ったよりたくさんカンナがけが必要だった。専用の製作治具を使用しており、手順に従って削っていけば、10分くらいで作れる。ただ、削る方向も決まってしまうので、材料によっては逆目になったりして表面がざらつくことがあるかもしれない。木のおもちゃ展示では、木の歯車工房さん(本業は薬剤師さん!)の製作レベルが半端なくて感心してしまった。他には、けん玉達人さん(たしか6段)の演技もあったが、しゃべり方が、どことなく小田和正に似ていて面白かった。第2会場となっていた味噌川ダム資料館では、糸のこ製作作品の展示と木のおもちゃで自由に遊べるコーナーがあったので、小さな子供に交じっていろいろ遊んでみたが、けっこう面白かった。

※味噌川ダム・・・木曽川水系では一番新しく(平成8年完成)、木曽川最上流にある高さ140mのロックフィルダム(岩石や土砂を積み上げて建設する型式のダム)

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ダム湖の手前側 (緩やかな傾斜が遠くまで続いている)

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ダムの奥側(ダム湖百選に選ばれたダム湖、奥木曽湖)

やぶはら高原近くには、旧中山道35番目の宿である藪原宿があり、江戸時代には高山へ向かう飛騨街道の分岐点としても賑わっていたそだ。藪原宿から、旧中山道の難所であった鳥居峠を越えた向こう側には、「伝統的建造物群保存地区」に指定されている奈良井宿がある。以前に訪れたことがあるが、旧街道の面影が残された風情のある街並みは、往時の様子を想像しながらのんびり散策するにはピッタリの場所だ。