京都ウォーキング
紅葉にはまだ早いが、彩を深め始めた鞍馬・貴船辺りを散策した。牛若丸(源義経)の逸話のある鞍馬寺から、”木の根道”を通って貴船神社まではちょっとしたハードウォーキングだ。固い岩に阻まれて、木の根が地表面に露出して張り出しているのだが、過酷な環境でも健気に生きている姿には頭が下がる。おそらく成長が遅いので、年輪の目は詰まっていることだろう。
貴船神社の境内にある御神木は、樹齢四百年余りの桂の大木だが、その根元から太い幹を取り囲むように、まるで幹を守るように多くの枝が伸びているのが印象的だった。出町柳に戻り、ふたばさんの黒豆大福を鴨川べりでいただき、緑寿庵清水さんで金平糖を買ってから、家具屋さんの多い夷川通りを歩いた。木のおもちゃなどが置いてあった家具屋さんで伺ったところでは、昔に比べて店舗はずいぶん減ってきているとのことだった。
去年お世話になった柊屋さん近くのおばんざいの店で早めの夕食を済ませ、ライトアップされた高台寺の庭園を巡った。しかし、京都はどこでも、たとえ下を向いていても面白い。また、木などの自然素材がたくさん使われているほど、オシャレなお店であることが多いような気がする。
翌日は、嵐山の常寂光院、二尊院などを巡り、トロッコ電車に乗ったり、市内を銀閣寺方面まで歩き回ったので、二日間で万歩計は6万歩を示していた。