自然のめぐみに感謝

今年ほど草取りをはじめとして、ほとんど手をかけなかった年はなかったが、天気がよかったためか、例年より良い出来であった。やはり自然の摂理が生き物の生活に大きく関わっているのであって、人が手を加えて変えられることは、実は案外と少ないのかもしれない。とにかくありがたいことで、お天道様から田んぼの生き物など形有るもの無いものすべてにただただ感謝。これで1年分の食い扶持が確保できたので、ひとまず安心だ。haza

米の1石=10斗=100升=1,000合

太閤検地以降、明治の地租改正までは、土地の生産性を米の生産力に換算して、”石(コク)”という体積を示す単位で表わされていた。しかし、どうしても”石”を「コク」とは読めず、不思議に思っていたが、これは中国での体積の単位である「斗」の10倍の「斛」(コク)に由来しているらしい。仮に1食に米1合食べるとすると、1日3食では3合になるので、1000合÷3合=333(日分)となり、米が1石あればほぼ1人×1年間食べていけることになる。明治時代には、米1俵が4斗と規定されて、2.5俵が1石となったが、重量で表すと、1石は150kgになる(籾の間には隙間があるので180kgにはならない)。また、1石=約180リットルとも規定されたので、一斗缶には0.1石=18リットル入り、1升ビンは、0.01石=1.8リットル入ることになった。

今年の収穫は4俵(=1.6石)くらいになりそうだ。