ミニトリップ 気になる木

木津川、宇治川、桂川の三河川が合流して淀川となる地、都の裏鬼門に鎮座する石清水八幡宮。平成28年に国宝に指定されたとのこと。700年近く前に楠木正成が奉納したとされるご神木の楠もなかなか立派です。

織田信長が寄進した「黄金の雨樋」や、名工・左 甚五郎の作と伝えられる欄間彫刻「目貫の猿」など、いろいろ見どころがあります。本殿の裏手には高床式の校倉造りの大きな建物もあり、三角形の材が交互に組まれている様子はとても興味深いです。

また境内には、意外にも発明王トーマス・エジソンの記念碑があります。エジソンが発明した電灯(炭素白熱電球)のフィラメントとして、この地の竹が使われたことから記念碑が建てられたそうです。しかし、どのようにしてエジソンが、ここの竹がフィラメントに最適だと知ったのでしょうか。

松花堂弁当は、ここ石清水八幡宮に由縁があります。少し離れたところにある松花堂庭園内の岩に目を奪われました。なんと、岩から松が生えているではありませんか!縦に筋のように黒く見える部分は、岩の割れ目ではなく、窪みの影です。よくアスファルトの隙間から草が生えている光景は見ますが、岩から木が生えているのは初めて見ました。この後の成長を見てみたいものです。

京都上京区にある護王神社の亥子祭は夕刻から始まり、平安絵巻のような優美な神事でした。見とれてイノシシの木のオブジェを撮り忘れてしまいました。(^^;